『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』で最初に選ぶのは、6人の中から主人公1人と仲間2人。誰を選ぶかで物語の展開が変わり、戦闘で使える人物も決まります。一方、クラスチェンジは選んだ人物の能力や役割を育てていく仕組みです。

「あとでクラスを変えられる」ことと、「仲間を別の人物に入れ替えられる」ことは同じではありません。誰の旅を追いたいか、戦闘で何をしたいか、そして後から変更できる範囲の順で、最初の3人を考えてみましょう。

主人公は追いかけたい物語から、仲間は一緒に旅をしたい人物から

本作は、主人公と仲間の組み合わせによって展開が変わる「トライアングルストーリー」を採用しています。最初に主人公を1人選び、残りの5人から仲間を2人選びます。公式サイト

たとえば、デュランはフォルセナに仕える剣士。亡き父の親友である英雄王を尊敬しています。アンジェラは魔法王国アルテナの王女でありながら、魔法を唱えられないことに悩む人物です。リースはローラントの王女で、国を守るアマゾネス軍のリーダー。それぞれがどんな立場で旅立つのかを見て、続きが気になる人物を主人公にする、という選び方ができます。公式キャラクター紹介

仲間に選んだ人物にも物語があります。主人公が仲間と出会うと、その人物の旅立ちを振り返って遊べる「プロローグ体験」があり、プレイするかスキップするかを選べます。街では仲間が別行動していることもあり、話しかけると会話を楽しめます。仲間は戦闘の役割だけでなく、道中で話を聞く相手にもなります。PlayStation.Blog

町でケヴィンとシャルロットが話しているリメイク版の公式画面
町で仲間と会話する場面。最初の3人を選ぶ画面ではありません。2020年配布の開発中英語画面。 © SQUARE ENIX — 出典:SQUARE ENIX North America Press Hub

戦闘でやりたいことは、初期の特徴と成長後の役割を分けて考える

人物の戦い方は同じではありません。デュランは剣、ケヴィンは拳、ホークアイは二刀で戦います。アンジェラは冒険を進めながら攻撃魔法を覚えていく人物で、最初からすべての属性魔法を使えるわけではありません。シャルロットは序盤から回復魔法を覚え、リースは槍を使います。これらの戦闘上の特徴は、発売時のファミ通の攻略解説でも確認できます。

近づいて武器で攻撃したいのか、魔法を使いたいのか、回復を担う人物を入れたいのか。まずは、この違いを見ると選ぶ理由を作れます。ただし、人物紹介で見かけた上位クラスの能力を、加入した直後から使える能力と考えないことが大切です。

育成では、レベルアップで得るポイントを割り振って特技やアビリティを習得します。さらにクラスが進むと、覚えられる技や能力も変わります。人物を選ぶ段階では大まかな戦い方を考え、その人物をどう育てるかはクラスの分岐で具体化していきます。PlayStation.Blog

デュランの育成ポイントを割り振るメニュー画面
デュランの育成ポイント配分画面。人物選択やクラス分岐の選択画面ではありません。表示値は開発中の一例です。 © SQUARE ENIX — 出典:SQUARE ENIX North America Press Hub

クラスを変えても人物は同じ。光と闇で役割を育て分ける

クラス2では光か闇を選び、クラス3ではその先がさらに2つに分かれます。6人が共通の職業一覧から転職するのではなく、それぞれの人物に用意された分岐です。

デュランの場合、光の系統では回復魔法や盾を扱えるようになり、クラス3の「ロード」では全体回復魔法も習得できます。一方、闇のクラス3「ソードマスター」は、味方の武器に地・水・火・風の属性を与えるセイバー魔法を習得するクラスです。同じ剣士でも、回復を加える方向と、属性を使って攻撃を支える方向があります。

リースも、光のクラス3「スターランサー」では味方の能力を上げる全体魔法、闇の「フェンリルナイト」では敵の能力を下げる魔法を使う方向へ成長します。「補助役を入れたい」だけで終わらず、誰にどんな働きをしてほしいかまで考えられる分岐です。いずれも上位クラスでの説明であり、初期状態の能力ではありません。クラス3の公式紹介

クラスチェンジには進行と条件が伴います。補助資料のGAME Watchの発売時レビューでは、クラス2はレベル18以上、クラス3はレベル38以上に加えて専用アイテムが必要と説明されています。レベルに達すればメニューからどこでも変更できる、という仕組みではありません。

選び直せるのは何か。人物・クラス・周回を区別する

途中で主人公や仲間を別の人物へ変更できない点は、GameWithの攻略資料で補って確認しました。戦闘中に操作する人物を切り替えることと、選んでいない人物をパーティに迎えることも別です。

表は横にスクロールできます。

変えたいもの 方法と範囲 使える時期・条件
選んだ人物のクラス分岐 「クラスリセット」でクラス1に戻して育て直す。人物は変わらない 「女神の天秤」が必要。序盤から自由に使える機能ではない
主人公・仲間の組み合わせ 新規データで最初から開始。引き継ぐ場合は「強くてニューゲーム」 引き継ぎなしの新規開始と、追加エピソードのクリア後に使える周回機能を区別
周回開始時のレベル 「強くてニューゲーム」でレベル1に戻す選択が可能 Ver.1.1.0で追加された周回時の選択。進行中の人物変更ではない

クラスリセットは「女神の天秤」を使ってクラス1へ戻す機能です。公式紹介でも入手困難なアイテムとされています。具体的な入手時期は公式の説明だけでは不足するため、GameWithのクラスリセット解説で本編終盤の入手と確認しました。序盤のクラス選択を、すぐ何度でもやり直せるという前提にはできません。

レベル38のシャルロットをクラス1クレリックへ戻す確認画面
クラスリセットの確認画面。レベル38のシャルロットにクラス1「クレリック」が表示されています。序盤の人物選択画面ではありません。開発中の英語画面。 © SQUARE ENIX — 出典:SQUARE ENIX North America Press Hub

「強くてニューゲーム」は、新エピソードをプレイし終えたデータから、一部のデータを引き継いで冒険を最初から始める機能です。2020年10月のVer.1.1.0では、周回開始時にレベル1へ戻す選択も追加されました。今の冒険の途中で仲間を交換する機能としては捉えないでください。公式更新発表

最初は人物を選び、その3人の中で育成の方向を考える

最初に決めるのは、誰を主人公にして、誰と旅をするかです。その選択が物語の展開とパーティの顔ぶれに関わります。戦闘面では、武器での攻撃・攻撃魔法・回復などの違いを見ながら、自分が使ってみたい人物を選ぶ理由にできます。

その後、選んだ3人の中で役割を育て分けるのがクラスチェンジです。育成のやり直しは可能ですが、専用アイテムが必要なクラスリセットと、クリア後に別の冒険を始める周回は別の仕組み。最初の人物選択を後から自由に交換できるとは考えず、人物への興味と、成長後に担わせたい役割の両方を見ておくと、選択の意味がはっきりします。

情報源・確認範囲

2020年発売のPS4・Nintendo Switch・PC版を中心に確認しています。SFC版や『聖剣伝説コレクション』の仕様は採用していません。スマートフォン・Apple Arcade版の操作や機種固有の差、全クラスの性能比較は対象外です。実プレイは行っていません。

確認日:2026年10月14日。後続更新は公式サイト・Steam公式告知を確認しましたが、全機種・全バージョンを実機検証したものではありません。画像は2020年の公式プレス配布による開発中の英語画面です。© SQUARE ENIX